無理なく自然に身につく社交ダンスの正しい基本姿勢のつくりかた
無理なく自然に身につく社交ダンスの正しい基本姿勢のつくりかた
『姿勢を真っ直ぐに!”とよく言われるけど、そのまっすぐな姿勢をどうやって作るのかがわかんない!』
多くの人が抱える問題点です。
本日はそんな社交ダンスの正しい姿勢の作り方についてお話ししていきます。
『そもそも社交ダンスの真っ直ぐの意味がよくわからない』
それについても色々理由がありますが、もっと根本的な部分に原因があります。
本日はその根本的な原因と、どうやれば社交ダンスの正しい姿勢を自然に行えるようになるか?についてはお話ししていきます。
社交ダンスの正しい姿勢はどのようにして作るのか?
社交ダンスの正しい姿勢の作り方。
その為に必要なのが、
【立っている位置(バランス)】です。
立っているバランスがどれくらい重要かというと、試しに、普段歩いているように普通に歩いてみて欲しいのですが、
普段自分が歩くときに無意識に行っている歩き方は当然ながら無意識でもスムーズに歩けると思います。
では、その普段の歩き方で、今度は体重を踵(かかと)に集めて、先ほどのように歩いてみてください、つまり、
『さっきより頭の位置が後ろで、少し偉そうに歩く感じです、その際、体重を踵に集める感覚のまま歩きます。』
一番最初の普段通りの歩き方に比べると、景色が違って見えると思います。
試しにその感覚のままホールドを張って歩いてみてください。
それが社交ダンスを踊る時の正しい姿勢の位置であり、その状態で歩くことが=正しいステップを踏み出し方、となります。
つまり【社交ダンスの正しい姿勢】とは一言でいうと…
【背骨の位置に重心を置くこと】といえます、そしてその態勢のままステップを踏んでいきます。
普段の私たちの姿勢は、ここまでやりませんし、姿勢も少し前屈み、です。
例えば普段スーパーで買い物をしたり、職場にいるときなどは私たちは、先ほどのような
『頭の位置が後ろで、少し偉そうに歩くイメージ』
みたいな状態で歩かないと思いますし、それより姿勢は少し前傾でバランスも踵よりも前の重心になると思います。
『普段の一歩一歩を踏み出して歩く動作』と『ダンスのステップ』は当たり前ですが、見た目も動き方も全く違う動きです。
つまり、普段の日常生活の姿勢ではダンスのステップは踏み出しづらくなります。
【ダンスのステップを踏む”用”の態勢=社交ダンスの正しい姿勢】
が必要になってくるので、そこで重要になってくるのが、、、
背骨の方に重心を置くことです※ダンス専用ギアに入れ替えるようなイメージです。
常に背骨の位置に重心を置くことで
⇩
足裏にかかる重心移動が、、、踵から爪先へと重心移動がハッキリと行われるようになるので重心移動もスムーズに行われるようになっていきます。
普段の歩行時ではバランスは背骨の位置より少し前『土踏まず辺り』に重心が有りますが、これが普段の歩行動作の際は有効な位置ですが、ダンスを踊る時は踊りずらい位置になります。
なので、バランスが悪く立ちずらくなり➡踊りづらい!という要員になるという訳です。
社交ダンスの正しい姿勢の保ち方
じゃあ、具体的に踊る時に『社交ダンスの正しい姿勢を保つ方法』についてですが、まずはとりあえず、目線の位置をいつもより高くすればOKです。
問題はこの真っ直ぐな姿勢をどうやって自然に保つか?です。
この真っ直ぐな姿勢を壊してしまう一番の原因が➡『社交ダンスには適さないバランス』での歩き方、
ですので、この歩く際のバランスを修正する必要があります。
先ほどと矛盾するように来こけますが、実は社交ダンスを踊る時も普段の歩行動作と同じ動き方で行います。
社交ダンスの原則的な歩き方は踵から踏み出して行きます。
つまり普段の歩行動作と基本は同じです➡『踵から着地して➡着地した踵からつま先へと、体重移動が行われて➡次の足も踵から着地する』
という手順を繰り返し行って歩く動作を行いますよね、これは普段の歩行動作もダンスの原則的な前進ステップも同じです。
では、『普段の歩行とダンスを踊る時の歩き方』の違う部分が重心の位置、つまり背骨の位置の重心で立つことは先ほど言いましたが、もっと明確に異なる部分が…
⇩
立っている軸足の膝を曲げて、より体の重さを足裏全体に加えながら、次の足を踵から踏み出して大きく前進する。
これがダンスを踊る時の歩き方であり➡『普段の歩行動作との一番の違いです』
そして、この歩き方こそが社交ダンスの真っ直ぐな正しい姿勢を自然に無理なく保つために必要なバランスの取り方、かつ正しい歩き方です。
私たちの普段の歩行動作は、基本的にバランスをどんどん爪先方向に進めていくバランスで歩いています、そしてそれによって「スタスタスタ」と前に連続して歩行し続けることができるようになります。※その時、踵に重さが加わるのは一瞬だと思います。
普段のこの態勢で歩行動作する事に慣れてしまっているのでダンスをやる時に無意識にこの位置でステップを踏んでしまい
『バランスを崩して、真っすぐを保てなくなり、そのまま無理矢理、背筋を伸ばそうとしても窮屈な態勢となり、ダンスのステップを踏む余裕がなくなってしまう』となってしまいます。
だから、そうならないように『社交ダンスには真っ直ぐな姿勢が不可欠』であり、その為に、
○立っている軸足の膝を曲げて、より体の重さを足裏全体に加えながら、次の足を踵から踏み出し、踵から爪先へと体重移動をしっかり行うことにより大きく前進できるようになる。
○その為には『常に背骨の位置に重心を置くこと』が社交ダンスの真っ直ぐな姿勢を保つために重要になってきます。
ちなみに「真っ直ぐな姿勢」は何も自分だけのためではなく、相手の為に必要でもあります。
例えばわかりやすいのが、机や洗面台の前に立ち、手を置いてみてください。
背筋を伸ばしてながら手を置いても、その手にはあなたの体重の負荷はかかりません。
でも、そこから、ワザと頭を下に下げて背筋を曲げて前のめりなってみてください。
あなたの置いてある手に一気に自分の体重が加わります。
しかもダンスを踊る時は前進や後退など運動も加わりますので、より相手に体重以上の重さが加わることになります。
つまり、ダンスを踊る時に、真っすぐな姿勢でなければ、自分の体重の負荷を相手へ掛かってしまう…
だから姿勢を真っ直ぐにする必要が不可欠になっていきます。
そして、何よりも姿勢が曲がっていると、ステップを踏み出したときに、自分の体重が一気に膝に掛かってしまうので、スムーズな動きが出来なくなるだけでなく身体の故障の原因にもなります。
でもここで1つ問題が出てくると思います。
『社交ダンスにおける正しい姿勢の作り方はわかりましたが、ホールドの張り方もよくわからないんです…』
それに関しては以前にコチラの記事でお話ししていますので、コチラの記事を参考にすると完璧です。
『正しいホールドの組み方と二人の位置関係とは?』⤵
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