【社交ダンス基本姿勢~ホールドと手の組み方】互いの位置関係がワルツのコツ
【社交ダンス基本姿勢~ホールドと手の組み方】互いの位置関係がワルツのコツ
本日のテーマは社交ダンスを踊る時の超重要ポイントである『正しいホールドの組み方』
そしてさらに、これもまた超重要である、”二人で踊る時の互いの位置関係について”お話していきます※ホールドに注目するあまり、お互いの位置関係については、見落とされがちですが、社交ダンスを踊る際、二人の互いの位置関係が正しくないと踊れなくなってしまいますのでホールドと同じくらい超重要です。
社交ダンスを踊る時にまず最初にやるのが『ホールド』です。
社交ダンスにおいて、ホールドは最初の頃に習う、基本的な部分であり、同時にとても大切な要素です、これがないと社交ダンスを踊れませんので、社交ダンスの心臓部分とも言えます。
ホールドは一見、簡単そうに見えますが、実際にホールドを張ると案外難しい物であることに気づきますよね。
どうやれば綺麗にホールドを張れるのか、見ただけではちっともわからないと思いますので、本日はそんな【ホールドの組み方&二人の正しい位置関係について』お話してきますね。
このポイントを押さえると社交ダンスをスムーズに踊る要素の7割がた押さえたも同然です※つまりそれくらい基本の部分であり重要な要素ということです。
一見すると、ただ腕を横に伸ばして、肘を曲げるだけで簡単そうに見えますが、そもそもなえホールドを張ることはこんなにも難しいのでしょうか?
ホールドが”しっくりこない”大きな理由
ホールド張ると、肩が上がってしまったり、腕が重く感じたり、ましてや2人で組んだ時にホールドが崩れて踊れない、
色々な問題が出てくると思いますが、それらトラブルの原因はいったい何かというと、ほとんどの原因はこの1つに集約しています。
【自分の腕の力”だけ”でホールドを張ろうとするから】
これがホールドを張れない殆どの原因です。
腕の力だけでホールドを張ろうとすると、肩が上がってしまい首が短くなってしまうので不格好な姿になるだけではなく、そもそも肝心のダンスがスムーズに踊れなくなります。
では、どうすればその原因を解消して、具体的にどのような手順でホールドを張ればいいのか?というと、それは以下のステップで行えばOKです。
ステップ1:両手に重い荷物を持っている状態をイメージしてください。
例えばこんなイメージ
例えばイメージとしてはこんな感じです、よくスーパーで買い物をしたときに、たまに買い込んでしまう時があると思いますが、その時に両手が塞がるくらい重い荷物を持った経験があると思いますが、あの感覚です。
【肩が”ダラン”と下がると思います】
その時の要領で、肩甲骨を含む肩全体を背中から、垂直方向の床に対して意識的に下げてください。
そして、その状態のままで、視線を斜め上45度を向けます※この時、自分の首が、普段よりも首長族のように長く伸びている感覚になっていたら正解です。
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その状態のまま、壁の目の前に立ち、両肘を外側に曲げて開いてください。
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次に左右両方の掌を目の前の壁にピタリと付けます。
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そして男女それぞれのホールドを張ります
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そして男女とも自身のホールドをキープしたまま互いに組みます。
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この手順でホールドを張れば、肩が上がらずに以前よりも肩のラインが綺麗なホールドが比較的楽に張れるようになります※勿論、反復練習が必要です。
ホールドを組む時の手の使い方(組み方)
ホールドの「腕の部分」の張り方がわかったら、次は手(グリップ)の使い方です。
社交ダンスのホールドを張る目的は、男女それぞれの個々のバランスを、ホールドを組むことによって、二人で一体感のある1つのバランスに融合させる作業とも言えます。
2人それぞれの個々のバランスを1つに一体化させることが「正しいホールドの組み方」の目的ともいえますね。
その際に重要なのが互いの「手(グリップ)」を正しく使って組む動作がとても重要になりますので、そのやり方は、まずは、
男子【左”手の平”】
と
女子【右”手の平”】
それぞれの下記の部分、親指の付け根にある第二関節を、互いにくっつけます⤵
そして、その部分を”くっつけたまま”それぞれの手首を、下図のような形でフィットさせます⤵
この時、女性右手を➡下記黒丸部分の【男性左手の甲部分】にある浮き上がってる二本の骨の間の溝部分に女性右手の「中指&右薬指」の指先を着けます。
(男性の左手甲の部分)
次は男性です。男性も同じです、一番最初に、男性左手の親指付け根部分である親指第二関節部を、女性の右手親指の第二関節部分にくっつけて…⤵
そして、そのまま下図のように互いにフィットさせますが、この時に、先ほどの互いの親指第二関節部分を離さずに支点にして下記の形を作ります⤵、そして男性は…
男性は下図の女性右手の甲(下図の黒丸部分)の、小指と薬指の骨の間の溝部分に⇒男性左手の「中指・薬指」の指先を下図の黒丸部分に優しく当ててフィットさせます※小指は女子の手首の方に回します。
【女性の右手の甲】
最後に、女子の左手(男性は右手)の組み方です。
女性左手の「親指、人差し指、中指」を中心に男性右腕に対して下図のように添えるだけです⤵
その際の女性左手の添え方ですが、親指と中指の付け根を支点にしながら、上記の画像のように男性右腕部分に沿えてください。
そして男性は➡女性の左肩甲骨辺りに、男性の右手の平で包み込むように添えます。
以上が正しいホールドの組み方の手順です、ここまでの手順をまとめると…
①ホールドを張る際の「腕の使い方」
②ホールドを張る際の男性左手、女性右手の「グリップ(手)」の張り方
③ホールドを張る際の、男性右手、女性左手の「グリップ(手)」の張り方
ホールドはこの3つの要素があります、慣れると「サッ!」と数秒でホールドが張れるようになれます※文章に表すと長いですが、慣れれば一瞬で出来るようになれます。
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社交ダンスを踊る時の「2人の正しい位置関係」
そして本日の最後のポイントである『二人の正しい位置関係』についてです※どんなにホールドを完璧に晴れてもお互いの二人の位置が悪ければいつまでたっても踊れません。
『二人の正しい位置関係』
互いに向かい合った状態のまま男女の右股関節が前後一直線上の位置で向かい合って立ちます。
そして、その状態を作ったら、先ほど説明したホールドを張って互いに組んでください。
この、『2人の正しい位置関係』を作る際に意識することはお互いの『コモンセンター』を意識して立つことが超重要です。
コモンセンターの位置で立っていないと、ホールドの張りが失われてしまうので、互いの距離感が近づきすぎたり、離れすぎたりするので、その結果、互いの足が衝突したり、身体がぶつかったりして、互いの距離感が保てなって踊る時のバランスが崩れてしまいます。
なので、必ずコモンセンターを意識して立ってから➡ホールドを組んでください。
コモンセンターについては以前こちらの記事でお話ししていますので、わからない場合は見ておいてください。
ちなみに【股関節】は下図の赤丸の部分に在ります。
⇩
そしてコモンセンターを作るためにはお互いの右股関節部分を向かい合った時の前後の直線状に合わせます。
簡単に言うと、ズボンの右ポケットの内側部分が向かいあった時に重なる位置に、お互い向かい合って立ちます。
最初に説明したホールドの組み方も重要ですが、このコモンセンターを意識した『二人の正しい位置関係』も、必要不可欠な重要なポイントです。
ちなみに余談ですが、上記の男子の右ポケットと女子の右ポケット同士が重なり合っている、いま説明した通常のコモンセンターの状態から…
⇩
女子の左ポケットを男子の右ポケットに重ねると→女子の顔は右方向に向きます※これをプロムナードポジション、通称PP(ピーピー)といいます。
【これがプロムナードポジション(通称:PP(ピーピー)】⤵
※そして女子が上記の左ポケットのコンタクトから⇒右ポケットのコンタクトしている状態に戻れば、PPに開く前の最初の状態に戻ります、これをクローズドポジションといいます。
【クローズドポジション】⤵
以上、冒頭お伝えした「正しいホールドの組み方」にプラスして、いま説明した「二人の正しい位置関係」を作るためのコモンセンターの意識も非常に重要です。
この「正しいホールドの組み方」、そして「二人の正しい位置関係」になるためのコモンセンターの意識、この2つの要素を押さえれれば、社交ダンスの重要な要素の7割がた押さえたも同然です。※つまり70%を占めるくらいとても重要な要素でもあります。
この2つの要素を押さえれれば、それぞれ個々のバラバラの2人のバランスが1つにまとまり、一体感あるバランスで、心地よく踊れるようになれます。
頭で理解しただけでは、すぐにはできないので、何度か反復をして繰り返して、身体に覚えさせることが大切です。
では今回お話しした「正しいホールドの組み方」、そして「二人の正しい位置関係」に必要なコモンセンターの意識の、これら2つを押さえて、今度は実際にワルツの基本動作をやってみましょう!※一人でも構いませんし、パートナーがいる場合は二人で組んでやってみましょう、今までの感覚と違ってくると思います。
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広い場所で踊る場合はこちらの記事記載の「初級レベル」、「中級レベル」のそれぞれのステップを試してみてください⤵
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