スリーチャチャチャの踊り方のポイント

スリーチャチャチャの踊り方のポイント

前回はチャチャチャのチェイスのポイントについてお話ししましたね。

チャチャチャのチェイスの踊り方のポイント

本日も種目はチャチャチャで、やるステップは『スリーチャチャチャ』です。

 

スリーチャチャチャも割と使われるステップですが、いざやると中々できないステップの1つです。

 

なのでしっかりとポイント押さえて得意ステップにしてしまいましょう!

 

それではレッスンスタートです!

 

スリーチャチャチャとは

スリーチャチャチャとは男女が向かい合ったり…

同じ方向を向きながら…

 

チャチャチャのロックステップを3回続けて行うステップの事です。

 

シンプルなやり方ではニューヨークハンドツーハンドの後に行われることが多く、上級者になればオープンポジションという互いに向かい合った状態から、上級者は三回目のロックステップに入る時に女性が90度回転して二人とも同じ方向を向きながらスリーチャチャチャのステップをしたりします。

 

スリーチャチャチャの基本編はこのようなステップです。

男性から見て女性が右側の位置で行う時が

『スリーチャチャチャ RSP(ライトサイドポジション)』と呼び、

 

男性から見て、女性が左側の位置で行えば


『スリーチャチャチャ LSP(レフトサイドポジション)』と呼ばれます。

 

一方、スリーチャチャチャのその他の方法で、フォワード(forward=前方へ)したり、バックワード(backward)方向にスリーチャチャチャのステップを行う事もあります。

男性が前進ロックの場合は

『スリーチャチャチャフォワード』

男性がバックロックする時は

『スリーチャチャチャバック』と言います。

 

スリーチャチャチャには大まかに分けると3種類ある

スリーチャチャチャは大きく分けると3種類あります。


①スリーチャチャチャ RSP(ライトサイドポジション)男性の右側に女性がいる時

②スリーチャチャチャ LSP(レフトサイドポジション)男性の左側に女性がいる時

③スリーチャチャチャ”フォワード”と”バック”

スリーチャチャチャRSPとLSPの注意点

男子のポイントはまずはハントツーハンドからそのままスリーチャチャチャに入りましょう。

 

ただ、ハントツーハントはステップはシンプルでもリードは難しいので以前のコチラの記事でハンドツーハンドのポイントをまずはおさらいしておきましょう

社交ダンスチャチャチャの基本ステップ”ハンド トゥーハンド”のコツ


アレマーナから続けて⇒ハンドツーハンドRSPを1回だけやり、二人でRSP(ライトサイドポジション)になりましたら、そのまま続けて
前進のチャチャチャのロックステップを3回行います。(4&1⇒2&3⇒4&1)

 

この時に男性は組んでいる右手で女性を進行方向に引っ張ってエスコートするイメージでチャチャチャのロックステップをする感覚です※最後の3回目の4&1は男性は”⇒右⇒左”の横へのシャッセ(女性はその逆ですので”右⇒左⇒右”)です。

 

 

そしてそのまま続け、カウント『2&3』でハンドツーハンドLSPを行ってから、そのまま前進のチャチャチャのロックを3回行います(4&12&34&1)※ここでは三回目の4&1は男性は”⇒左⇒右”の横へのシャッセ(女性はその逆)をします。

 

スリーチャチャチャLSPの時の男性のリードも先程のハンドツーハンドRSPと同様です、単に組んでいる持ち手が逆になるだけで、男性は今度は、組んでいる手で女性を進行方向に引っ張ってエスコートするイメージでチャチャチャのロックステップをしていきます。

 

 

スリーチャチャチャフォワードアンドバックの注意点

スリーチャチャチャフォワードアンドバックのポイントはシンプルです。

 

チャチャチャのオープンヒップツイストを踊る時は大抵男性はカウント「4&1」で右足からのロックステップからスタートし、次の「カウント2」で左足を”チェックバック”の動作をし、残りのオープンヒップツイストのステップを続けます。

 

それがスリーチャチャチャは「チェックバック動作行わずに」ロックステップを継続してスリーチャチャチャに入れば良いのですが

※その時、男女互いの右股関節同士の位置を合わせた状態のまま男性右足からのロックステップ、女性は左足後退からのロックステップを行うとリードが伝わりやすく踊りやすいです。

 

この時もっと言うと、スリーチャチャチャの時の場合の二人の右股関節同士の位置は”より”意識されます。

 

エクササイズとして例えば、2人で自身の【右脚の内転筋(膝の内側同士でもOK)をピッタリと着けて、互いの足で内側方向に軽く押し合って下さい、つまり腕相撲ならぬ”脚相撲”との状態ですね。

 

互いに内側に押し合った状態のときにできる、互いの右脚の内転の筋肉がくっついている時の『互いの右足の位置関係』を覚えてください。

 

その足の位置関係のままをキープしながら、かつ向かい合った状態もキープしながら、そのまま両者とも後ろに下がってオープンポジションになってください。

 

その位置でスリーチャチャチャを踊ってください(さっきよりも踊り易い位置になっているはずです。)

 

つまりスリーチャチャチャは通常のコモンセンターよりも”よりタイトに”右股関節同士が向かい合います⇩


コモンセンターについてはコチラの記事で確認しておいてください。

ルンバ ハンドツーハンドのコツとポイント

逆に言うと、その位置に入れば『スリーチャチャチャに入るよ!』という合図にもなります。

 

女子のポイントは、その右股関節同士の位置関係を崩さないようにキープしながら後退ロックステップを踊るようにしてください。

 

※ちなみにスリーチャチャチャの2回目のロック(男性は左足前進からのロックステップ、女性は右足後退からのロックステップ)の時は股関節同士が向かい合います(勿論この時も同じ要領でタイトに向かい合います)

スリーチャチャチャのポイントまとめ

●スリーチャチャチャLSPとRSPを踊る時は男女が横に並んで行うので男性リードは組んでいる手を使い女性を進行方向に引っ張ってエスコートするイメージでチャチャチャのロックステップをする感覚3回のロックステップ(3回目はシャッセ)を行う。

 

 

●スリーチャチャチャフォワードとバックの時、フォワードの時はチェックバック動作をせず、そのままロックステップを続けが、スリーチャチャチャを踊る場合は通常のコモンセンターの位置関係よりも、よりタイトな位置関係での右股関節同士が向かい合う。

 

その時に女性は右股関節同士のラインを崩さないようにキープしてあげること。

 

これらのポイントを意識してスリーチャチャチャを行ってみてください、きっと上手くいくはずです。

 

初心者にはわかり易く、経験者はメキメキと上達する、都心でアクセス便利な当教室のレッスン会場はコチラ

 

講師経歴


インストラクター名:稲田諭(いなださとる)

大学入学と同時に社交ダンス部に入部し、ほぼ部室に入り浸りの生活を過ごし、競技ダンスに明け暮れた学生生活を過ごす。

大学3年生になったときに徐々に就活を開始するが、当時は就職氷河期の真っただ中で、同期たちも思うように企業からの内定が貰えない中、何とか某食品会社の内定を勝ち取る。

しかし、社交ダンスへの未練を断ち切れず結局、内定した会社を辞退し卒業と同時にターンプロ。

ダンススタジオで8年間勤務、毎日ダンス漬けの生活でダンスの修行に励み、ダンスインストラクターとしての技術とノウハウを磨きプロ競技ダンサーとして競技会と練習に明け暮れ、その後、フリーランスとして独立。

現在はインストラクターとして活動し、稲田ダンス教室を運営している。

【講師からコメント】

『社交ダンスは人間誰しも持っている身体の仕組みから生まれる自然な動き方、そしてダンスの正しい動き方を知れば老若男女誰でも踊れるようになる!』が持論。

【稲田ダンス教室のレッスン受講者の声を一部紹介】

わかりやすい説明で楽しかったです これからも続けたいと思いました! 40代・女性

 

基本的な事を1つ1つ丁寧に
教えていただけました!
50代・女性

ダンスがまったくの初めてでしたので最初は個人レッスンからやりたいと思いました、すごい優雅な気分になりました!
とても楽しかったです!
40代・女性

 

想像以上に楽しかった!自宅でも練習したいと思いました!
30代・女性

 

ステップを基本から教えてくださり、
大変ためになった、ダンスをやる気になりました。
60
代・女性

 

とてもわかりやすいレッスンで良かった、自分が上手に踊れる感じがしました!40代・女性

 

とてもわかり易く
教えていただきました!
60代・女性

 

稲田 諭
所持級 JBDF東部連盟ラテン・アメリカン元B級
身長 176cm
誕生日 10月22日
出身地&血液型 北海道 O型
好きなもの 海鮮丼と味噌ラーメン
嫌いなもの ドライフルーツと奈良漬け・高野豆腐

 

上達の秘訣は身体のちょっとした使い方にあり!そのポイントをわかりやすくレッスン致します!

【経歴】

大学入学と同時に社交ダンス研究部に入部しダンスを始め、卒業後にターンプロ、2006年に東部総局プロラテンB級に昇級、17年間競技生活を経て引退、現在は首都圏を中心にダンスインストラクターとして活動中。

 

〜講師から一言〜

「音楽のリズムに合わせてダンスを楽しく踊りましょう!」


初心者にはわかり易く、経験者はメキメキと上達する、都心でアクセス便利な当教室のレッスン会場はコチラ