社交ダンスサンバ入門 リズムバウンス

社交ダンスサンバ入門 リズムバウンス

どうも、ダンスインストラクターの稲田です。

前回まではルンバとチャチャチャの基本ステップである「ロープスピニング」の踊るコツについてお話ししました。

社交ダンスチャチャチャ基本足型ステップ ロープスピニング

さて本日は、種目を変えて久しぶりに「サンバ」についてお話ししていきたいと思います。

そしてサンバの基本的な動きである「リズムバウンス」についてお話していきますね。

サンバと言うと、リオのカーニバルを連想しますが、このブログを読んでくれているあなたはもう、リオのサンバカーニバルのサンバと社交ダンスの違いはもう理解してくれていると思います。

「サンバカーニバル」と「社交ダンスのサンバ」の違いは以前のこの記事でもお話ししましたね。

社交ダンスサンバ基本ステップ~ホイスクの踊り方のポイント~

 

そもそも社交ダンスのサンバのあの特の動きはどうやっているのか?

「確かにカッコイイし、あんなふうに踊れたらいいな~」

 

と感じると思いますが、そもそも、あの動きはどうやってやっているの?という疑問が湧いていると思いますので、どのようにしたらサンバの動き方ができるのか?

その根本部分についてお話ししていこうと思います。

 

社交ダンスのサンバのどの動きも「バウンスアクション」と言われる動作から生まれています。

「バウンスアクション」とは何か?日本語言で言うと

【膝の伸縮運動】つまり”膝の曲げ伸ばし運動”です。

 

ややこしいですが、「バウンスアクション」とはステップ名ではなく、
アクション=動作を指す言葉です。

そして冒頭のタイトルにもなっている「リズムバウンス」はステップの名前です。

リズムバウンスはこんなステップです。

前後にボタフォゴホイスクなど違うステップを混ぜて”リズムバウンス”を行っていますが、

 

リズムバウンスとは単に、その場で膝を曲げ伸ばしてリズムを取るステップ名の事です。正確ではないですが平たく言うと、軸足に乗って膝の曲げ伸ばし運動をしてお尻をプリプリ振るような動きです。

一応、社交ダンスの教科書には「リズムバウンス」はステップの1つとして教科書に名を連ねていますが、実質はリズムバウンスもアクション動作です。

 

ここまでの説明ですこしこんらんしていると思うので、このような動画を見てみるとわかり易いかと思います。

 

以前にお話ししたサンバウイスクのステップを例にすると

ご覧の通り、サンバホイスクは

横にステップして(カウント1)→ステップした足の後ろに交差(カウント”a”)→交差した前足に体重を乗せる(カウント2)

 

を繰り返すのがサンバホイスクのステップですが、動画では、

①カウント1=膝を曲げ運動

②カウント”a”=膝を伸ばす運動

③カウント2=膝の曲げ運動

というパターンを継続して行っています。

そして、動画内の女性は英語で

①three quarter=3/4の意味

②quarter=1/4の意味

③one=1/1の意味※4/4でもある

と言っています。

こればビートバリューと呼ばれるもので、この意味をダンス的な意味で日本語で表現すると”音の長さの配分”です。

つまり『1&2』とサンバをカウント取る時に、ただ「1&2」「1&2」と均等に取らないで、

1(123)⇒& (4) ⇒ 2(5678)

1=4/3 a=4/1 つまり”&”はに掛かっているです

で、とカウントしてないので、そのまま1/1(4/4)です。

 

なんだか複雑ですが、まずはとにかく、サンバホイスクを「1&2」と口でカウントしながら膝の曲げ伸ばし運動を

①カウント1=膝を曲げ運動

②カウント”a”=膝を伸ばす運動

③カウント2=膝の曲げ運動

の順番で行います。

 

そして慣れてきたら今度は「ビートバリュー」つまり

 

4/3 ⇒ 4/1 ⇒ 1(4/4)

と音の配分で踊る練習をします。※要するに「three quarter⇒quarter⇒one♪」という口ずさんでいる先ほどの動画の女性と同じ動作をすればよいということです。

これがサンバ独特の動きを生んでいるメカニズムです。

次回はこの要点を踏まえてより実践的なサンバの基本ステップの動き方についてお話ししていきますね。

 

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