ルンバ ハンドツーハンドのコツとポイント
ルンバ ハンドツーハンドのコツとポイント
前回は社交ダンスのラテン種目の1つのルンバの中から最も頻度の高いステップ【オープンヒップツイスト】のコツについてお話ししました。
本日のテーマも初心者は勿論、上級になっても使われる頻度の高いルンバのステップ【ハンドトゥーハンド】のポイントについてお話ししていきます。
それでは本日のレッスンスタートです!
ルンバの基本ステップの1つ「ハンドツーハンド」
まずは早速いつものように動画でステップの確認をしていきましょう。
「ハンドツーハント」とは、要するに互いに向かい合って後ろに後退して、また向かい合う、ステップですね。
その際に注意するポイントで特に重要なのことが1つあります。
このポイントを抑えなければどんなに他の部分が出来ていても、うまく踊れません。
その重要なPOINTが「コモンセンター」です。
【今回のハンドツーハンドのステップ含め、他のステップでも重要なコモンセンターという考え方】
《コモンセンター》
聞きなれない言葉が出てきましたが、コモンセンターのコモンとは英語でスペルが『common』、日本語で”共通の、共同の、共有の” という意味です。※コモンセンターの詳しい説明はコチラの記事で説明しています。
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つまり社交ダンスでいうコモンセンターとは、男女2人における『共通の1本のセンター(軸)』という意味です。
背骨というのはあくまでも自分自身がそれぞれ一人で立つために必要な軸のことです。
実際の社交ダンスでペアで組んで踊るためには基本、1つのステップを同じ運動の方向で動かなかれば2人で組んでいるホールドが崩れてしまい踊れなくなってしまいます。
そこで必要になってくるのが二人で共有する、1本の共通のセンター=「コモンセンター」というわけです。
もしこのコモンセンターの意識が無ければ、互いの2本のそれぞれの軸が別個に動くことになり、動きがバラバラになって踊れなくなってしまいます。
特に、今回のハンドトゥーハンドは組んでいるのが両手だけなので簡単に二人の位置バラバラになりやすいので、尚更このコモンセンターの意識が必要です。
コモンセンター(common center)をハンドトゥーハンドに応用すると
では具体的にどうすればこのコモンセンター=二人の共通のセンターにしてスムーズに踊れるようになるのでしょうか?
社交ダンスでのコモンセンターを作るとは互いの右股関節上の前後のラインの位置に合わせる事です。
因みに股関節とは鼠蹊部にあります。※鼠蹊部とはビキニパンツを履いたときの前側のラインの部分ですね。
股関節の位置はここです※ちなみに大転子という部分は股関節とは違いますので間違わないようにしてください。
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この股関節の位置を前後の同一直線状に互いに合わせます※要するに右内ポケット同士を合せることです※よくジーンズの内側にある小さいポケットの位置…
スタンダード種目になれば、この右股関節同士の部分を近づけるだけですし、ラテンの時には、同様の位置のままコンタクトしないだけです。
とにかく互いに向かい合った状態で右股関節同士を同じ直線長に向き合わせます。
その位置を互いに意識しながら、ハントツーハンドのステップに入ってください。
男女共に後ろに後退して、最初の位置に戻って向かい合う、この向かい合う時に必ず互いの右ポケットが同じ直線状合っていることを確認します。
そしてまた後退をして、再度また互いに向かい合う位置に戻ってきます。
この右股関節を同じ直線状に合わせることで二人の共通のセンター=コモンセンターが生まれ、動きが一体化してスムーズな動きが可能となります。
このコモンセンターの考え方はこの先もずっと、必要になります。
ステップが上級になる程、2人の位置が崩れやすくなりますので、特に今日話したコモンセンターの意識は重要になっていきますので、必ず押さえておいてくださいね。