ルンバとチャチャチャのハンドツーハンドの踊り方の違い

前回はルンバのニューヨークのコツとチャチャチャとルンバのニューヨークの踊り方の違いについてお話ししましたね。

社交ダンスルンバ ”ニューヨークの踊り方”

さて今回は、ルンバの基本ステップである『ハンドトゥーハンド』の踊り方のポイントについて話していきますね。

 

それでは本日のレッスンスタートです!

ルンバとチャチャチャのハンドツーハンドの踊り方の違い

以前はチャチャチャでのハンドトゥーハンドのステップの概要と踊り方のコツをお話ししました⇩

社交ダンスチャチャチャの基本ステップ”ハンド トゥーハンド”のコツ

ルンバとチャチャチャで種目が違えどハンドトウーハンドという同じステップ名なので踊る際に多少は混乱してしまうかもしれませんが、上記の以前の記事でお話ししたようにハンドトゥーハンドの踊り方のコツ自体は基本的には同じです。

 

違いがあるとしたら、両者の違いは種目としての踊り方の違いです。

 

 

【踊り方の違い①】カウントの取り方の違い

ルンバは「2・3・41(ツー・スリー・フォーワン)」

 

チャチャチャは「2・3・4&1(ツー・スリー・フォーエンドワン)」

とそれぞれカウントしまうので、チャチャチャの方がカウントが多い分、4&1(フォーエンドワン)の部分にシャッセと呼ばれる動作(開く⇒閉じる⇒開く)のステップが行われます。

こんな感じですね。

 


一方、ルンバのハンドトゥーハンドは上記の動画のチャチャチャのハンドトゥーハンドのようなシャッセの動作は行いません、ステップはこのように踊られます。

ご覧の通り、4&1とカウントをしないのでシャッセ動作はしませんので、ルンバの場合は、カウント41(フォーワン)の時に男女共に横にステップされるのがルンバのハンドトゥーハンドです、これがまず1つめの違いです。

 

 

【踊り方の違い②】踊る時の体重移動の仕方が違う

これはハンドトゥーハンドだけではなくルンバのステップ全体的に言えることですが、ルンバはチャチャチャのように一発で重心を乗せる動作はしません※つまりチャチャチャは基本一発でステップした足に体重を乗せてます。

 

しかしルンバは基本的にステップした足のボール(拇指球)にまず重心を乗せていきながら踵へ、というように段階的に足裏全体に体重を乗せていきます。

 

なので、ルンバはステップした足の上に一発で体重を乗せません。

 

これがルンバのハントツーハンドとチャチャチャのハントツーハンドの一番特徴的な違いです※というよりも種目による踊り方の違いともいえます。

 

 

ちなみにボールから床に着地して踵も着地して足裏全体が床にフィットしている様をフラットと言いますが、この時のフラットになった時の体重はルンバの場合は、まだ送り足である軸足に残っています※チャチャチャの場合はこの時には既にステップした足の上に体重が乗っています。

 

つまり、こういう事です。

 

ルンバを踊る時、例えば右足前進する時の場合は、軸足である左足にまだ体重が乗っている状態ですので、その軸足であり送り足でもある左足によって右足を前進ステップさせることができますが、

 

その際にいきなり前進した右足に一発で体重は乗せずに、まずは右足ボールを床につけてステップします。

 

この時まだ踵(かかと)は完全には床にはついていない状態なので、そこから踵を床にフィットさせて、右足裏全部を床にフィットさせてフラットの状態にしてから➡軸足の左足で、前進した右足に体重を乗せます、この動作の繰り返しがルンバの特徴です。

 

 

 

そしてまた同じように今度は右足を軸にして、左足を前進させてボールから着地させ、次に足裏全体を床につけてフラットにさせてから⇒軸足で送り足の右足によって左足の上に体重を乗せるを繰り返していけばルンバウォークを繰り返すことができます。

 

 

そしてそれと同じ要領で、ルンバのハンドトゥーハンドのステップを一歩目から踏む際に、男子だと左足(女子なら右足)の後退歩をしますが、ハンドトゥーハンドの一歩目は後退歩からスタートですよね。

 

 

基本的に後退歩も前進歩も要領は同じです。

 

まず後退ステップする方の足裏全体を床に着けてフラット状態にしてから体重を乗せていきます。

 

そして次のステップも同じ要領でフラット状態から、軸足である送り足でステップした足の上に体重を乗せる、、、これを繰り返し行っていきます。

 

 

まとめますと、今回のハントツーハンドを含めた、ルンンバのステップを踊る時には、2つの段階があるということです。

 

ステップする足をまずボールから床に着地させ、そのまま踵も着地させててフラットの状態にする⇔次に送り足である軸足を使い、フラットになっている足の上に体重を乗せていく…


を繰り返してルンバを踊り続けます。

 

 

一方、ルンバと違い、

チャチャチャは一発でステップしたボールに体重を乗せます。

 

つまり、ステップする足のボールにいきなり体重を乗せて踊っていきます。

その際に、以前もお話ししましたが、チャチャチャは(2・3・4&・1)の時の”4&”一拍でとります。

 

つまり「4」と「&」を分割させず、「4(フォー)」という1拍の音に結合させるイメージです。

 

 

そして動作も同じように「横にステップ⇒両足閉じる」という動作に分けて考えずに、「横にステップ⇒両足閉じる」を1つの動作とした1セット動作としてステップを行います。

 

【ツー・スリー・フォー・エンド・ワン】と5つのカウントで取らずに

【2・3・4&・1】の4拍でカウントします。※繰り返しますが、”4&”をワンセットで取る事が重要です、こちらについては以下の記事で解説しています。

社交ダンスのチャチャチャを踊るコツ

まとめ

ルンバの基本ベーシックステップ ”ハンドトゥーハンド”の踊り方のコツをまとめると

 

●ハンドトゥーハンドも含め、ルンバの種目全体的に言えるが、ステップする足をまずフラットにしてから⇔軸足でステップした足の上に体重を乗せる!

 

という一連の動作を交互の足で繰り返すことでルンバウォークの動作ができるようになる。

 

●一方、チャチャチャはフラットと体重移動の2つの動作を一緒に行う=つまり一発でステップする足のボールに体重を乗せてステップを続ける

 

 

これがルンバとチャチャチャのハンドトゥーハンドの踊り方の違いであると同時に、ルンバとチャチャチャの種目自体の踊り方の違いでもあります。

 

 

今回のハンドトゥーハンドを通じでハンドトゥーハンドだけではなく種目自体の踊り方のポイントについて解説しました。

 

少し混乱したかもしれませんが、これがチャチャチャとルンバを攻略するポイントなのでしっかり押さえておいてくださいね。

 

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