社交ダンスルンバのナチュラルトップを踊る時のポイント
社交ダンスルンバのナチュラルトップを踊る時のポイント
本日のテーマはルンバのナチュラルトップについてのポイント部分についてお話ししていきます。
チャチャチャのナチュラルトップについては以前こちらの記事でお話ししました。
ルンバのナチュラルトップも使用頻度の高いステップですので必ず押さえておきたいステップです。
基本的にはチャチャチャのナチュラルトップとポイントは同じですが、微妙に異なる要素があるのでチャチャチャとまるっきり同じに踊ってしまうと踊っている途中で二人の動きが崩壊してしまいます(;^ω^)
なので要所要所のポイントをしっかり押さえておきましょう！
ルンバのナチュラルトップのポイントとは？
ナチュラルトップのステップを確認します。
ナチュラルトップとはどのような動きで構成されているか？という部分に注目して考えてみましょう。
ナチュラルトップの動きは尽きるところ…
「両足を掛ける⇔ほどく」の２つの動作の繰り返しです。
ちなみに男子が交差した時、女性は交差した足をほどかれていますので、つまり二人とも同時に交差する又は、ほどかれる事はありません。
※必ずどちらか異なる動きをしています、つまり男性が交差する時の女性のステップは横に開く、逆に女性が交差する時は男性は横に開かれるので、２人が同時に交差してしまったらステップが間違っていると思ってください。
交差時の男子は、左足の後ろに右足を交差しております、この時、女性は足は横に開かれている一方で、女性は左足の前に右足が交差されます※当然この時の男性は横にステップしています。
さて、この《両足の交差》をする時のポイントとして下記の①と②どちらを意識すれば良いのでしょうか？
１：男子の場合は、右足を動かして、左足の後ろに交差する、女子の場合は右足を動かして左足の前に交差する
２：男子は軸足である左足のボールを使って右足を引寄せて両足を交差する、女子の場合は左足のボールを使って右足を引寄せて両足を交差させる。
どちらが正解かちょっとだけ考えてみましょう、ちなみにこんな「う～ん」と頭を捻ったり、「なんだっけ？」と思い出すことで、脳が活性化されたり記憶力が強化するので、このような習慣はいろんな場面で使えるので便利です(^^♪
わかりましたでしょうか？もしかしたら文面から何となく答えを推測できてしまったからかもしれませんね。
正解は「２」です、どういうことかというと…
ナチュラルトップをスムーズに踊る時のポイントは…
『男子は左足のボールを支点にして、右足を左足の後ろに引き寄せる』
『女子の場合は左足のボールを支点にして、右足を左足の”前に”引き寄せる』
つまり、男子も女子も、交差する時に、ステップする足（男女とも右足）自体をただステップして移動させて交差状態を作るのではありません。
これをやってしまうと、”回転量が多過ぎ”てしまったり、又は回転しないでただ横へのステップ移動しまいホールドが崩れてステップが出来なくなります。
ナチュラルトップは二人で組みながら時計回りに『右回転する』ステップなので２人のポジションがとても重要です、それが崩壊する原因の１つに回転量が強すぎたり、回転しないでただ横にステップしているのと同じ状態になってしまうことできなくなってしまうことがよくあります。
その原因の１つに、右足自体をそのままステップして交差状態を作ってしまうことが原因です。
なので、そうではなく、右足をステップして交差する時には、左足のボールを支点にして《右足を引き寄せる》ことで右足をステップを行います。
混乱しているかもしれませんので、もう一度言います。
右足をステップして交差する時、
➡左足のボールを支点にし《右足を引き寄せてくること》により右足のステップ動作を行います
なぜそうするのかというと、
以前のコチラでお話しした【チャチャチャのナチュラルトップ】の記事内での動画でもお話ししたように
⇓
男女共に横に左足を横にステップする時に、実際には横にステップして移動するのではなく⇒左足を斜め前に前進する意識で移動している！
という事をお伝えしましたが、その【左脚を斜め前に前進する為に】下準備の動きとして必要なのが…
【男女共に左ボールを支点にして右足を引き寄せる動作】が必要になってきます。
なぜかというと、全てのダンスの動きというのは、川の流れと同じで【自然な運動動作の連続】ですので、一つの部分だけ意識的にいきなり斜め前にする！というのは川の流れに逆らって動くようなものですので、後で必ず失敗や崩壊の原因になるからです。
なので斜め前に前進する為には、最低でもその一歩前からその動きの流れの準備をしておく必要があるので、それが先ほど言った、左足のボールを支点にして、右足を引き寄せることです。
左足のボールを支点にして右足を引き寄せることで、左斜め前に動く運動が作られますんで、次のステップの左斜め前に前進するステップがスムーズにいくようになります。
そしてその動作の繰り返すことで、右回りの《旋回する》運動が生まれた結果、ナチュラルトップというステップがスムーズにできるようになるという仕組みになるわけです。
そしてもう１つだけコツを加えると、２人で右回転している時に、コモンセンターを意識してやれば、更にナチュラルトップがやり易くなっていきます、これは特にテンポが速いチャチャチャのナチュラルトップで特に効果を発揮するので必要不可欠なポイントです。
コモンセンターについてはコチラの記事で書いていますので忘れた方はチェックしておいてください。
ルンバのナチュラルトップのまとめ
１：ナチュラルトップは男女共に左足を横にステップする時は、横ではなく左斜め前に前進する意識で行うこと。
２：ダンスは川の流れと同じなので最低でも１歩前から次のステップの運動方向へ動く為の準備をしておく、ナチュラルトップに関していえば、左足のボールを支点にして右足を引き寄せる動作によって次歩のステップである、左足の斜め前の前進運動の動きへと自然に繋げることができる。
３：右回りをより確実にするためには、互いにコモンセンターを意識して行うことで、回転しても二人の枠が崩れないで右回転を継続できる、これは速いテンポのチャチャチャのナチュラルトップで特に有効
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