社交ダンスサンバ ボタフォゴの踊り方

社交ダンスサンバ ボタフォゴの踊り方

前回の続きです、前回はサイドサンバウォークのコツについてお話ししました。

社交ダンスサンバ初心者基本、サンバウォークとサイドサンバウォーク

本日も使用頻度の高いステップ『ボタフォゴ』について、踊り方のポイントについて話していきたいと思います。

 

それでは本日のレッスンスタートです!

 

ちなみにボタフォゴの正式名称は「クリスクロスボタフォゴ(Criss Cross Botafogos)※もしくはシャドーボタフォゴ」ともいいます。

 

それでは早速サンバのボタフォゴのステップを動画で確認してみましょう。

 

このクリスクロスボタフォゴのは難しいステップなのでポイントはいくつかあるのですが、踊っている最中に何個も気にしては踊れませんので、特に重要な部分に絞って今回はお話ししていきます。

 

その部分だけを守ればクリスクロスボタフォゴを攻略できると思います。

 

先ほどの動画を見てもわかるように、ボタフォゴは互いにポジションが「右⇔左」と変化するのが特徴です。


なので、まず最初の男女の位置が入れ替わる部分に着目していき、
男女の左右のポジションの入れ替わりをスムーズに行うために必要なポイントを押さえることでボタフォゴが踊り易くなります。

 

それでは早速、男女の組んでいる方のグリップに注目しながら説明していきます※組んでいる時の男性は左手、女性は右手です。


前提として、互いに片手で組んでいるグリップの位置が変わる事によって二人の位置が入れ替わる合図になるという部分がボタフォゴのステップの重要な部分です。

 

 

組んでいるグリップが上げり始めることで、男女位置の入れ替わりが始まり⇔グリップを下げることで入れ替わりが完了する。


という流れがこのステップの一番の根幹の部分です。

 

つまりスムーズな男女の左右のポジションの入れ替わりの鍵=グリップの高さを上げて⇔降ろすタイミングが重要だということです。

 

具体的には『a1 a2』の【“a1″】の時の”a”で➡互いに組んでいるグリップを女性の頭の高さ位まで上げる。

 

そして次の「”1”」で互いに1歩目のステップを行いながら男性のリードはグリップを女性のオヘソの位置まで降ろし、残りの「a2」でステップを続けながら男女の位置の入れ替わりを完了させる。

 

※ちなみにこの時の「1」の時のステップは男女共に前進歩なのですが、ただ前進するのではありません、あくまでも『交差して前進』します、そして残りのボタフォゴステップを踏む時も「1」の時のステップは必ず『交差して前進』してください、これを専門用語で『CBMPに前進する』という風に言ったりします。

 

そして次に「(1)a2」の”a”の時のステップは男女ともミニマルウエイトといってステップする足のボール”だけで”床を”掴む”ような感覚でステップします、そして次のカウント「2」で次歩のステップに繋げます。

 

 

ミニマルウェイトとはパートウェイトという中間バランスよりもさらに体重の”乗り”をセーブしたステップになります。

 

 

パートウェイトは中間バランスなので両足に乗っているバランスが「5:5」であるのに対し、ミニマルウェイトはステップした足に3~4割程度のみの重心が乗っているイメージです。※ということはこのステップする前の軸足にはまだ6~7割くらい重心が残っているという事。

 

 

ちなみに「パートウエイトってなんですか?」という場合は、コチラの記事を参考にしてください。

ルンバスライディングドアのポイントについて

 

サンバのボタフォゴのポイントまとめ

クリスクロスボタフォゴのポイントは男女の入れ替わりが重要です。

 

その入れ替わりをスムーズに行うためのコツをまずは押さえる必要があります。

 

その為のポイントが、組んでいるグリップの位置その位置に持ってくるタイミングです。

 


『グリップを女性の頭の位置に持ち上げるタイミングは⇒「a1」の時の【a】』

『女性のオヘソ辺りに下げる時のタイミングが「a1」の時の【”1”】』※この時に互いの前進歩は「交差して(CBMP)前進」

 

 

そして残りの「a2」の”a”でミニマルウェイトで横にステップし⇒次のカウント「”2”」で次歩のステップした足に重心をしっかり乗せる!

 


この一連の流れをボタフォゴを踊る際に、徐々に身体に覚え込ませながら行っていくのがボタフォゴ攻略の秘訣ですので、ぜひ取り入れてみてください。

 

 

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