社交ダンスラテン種目 サンバの基本ステップをコモンセンターで応用
社交ダンスラテン種目 サンバの基本ステップをコモンセンターで応用する
こんにちは、ダンスインストラクターの稲田です。
前回は、とても大切なポイントである「コモンセンター(二人の共通の軸)」を使ってワルツの3つの基本ステップを踊ってみる。という内容でした。
「そもそもコモンセンターってなんでしたっけ?」と言う方はコチラの記事を参考にしてくださいね。
さて今日のテーマはサンバを踊る際に、基本ステップであり、最もよく使われる【ホイスク】についてお話ししました、そしてホイスクからこれまたよくパターンとして使われる、サンバウォークですが、
そのホイスクからサンバウォークに繋げるためのコツについては既に以下の記事でお話ししましたが
「ホイスク⇒サンバウォーク、という流れのやり方のコツはわかりましたが、サンバウォークの後は何に繋げればよいのでしょうか?」
と感じたと思うので、新しいステップはまた今度にして、とりあえず今は再度、ホイスクに戻るためのコツについてお話ししていこうと思います。
例えば車の運転でハンドルを切れば、車は曲がるのと同じで、異なった動きを加えると今までとは違う動作が生まれますが、それと同じで、ホイスクからサンバウォークに次のステップに変えるには違う動きを加えます。
それが男子でいうと四回目のホイスクの1a2の“a”の時に自分の右股関節を相手側の女子の右股関節に向けて少し押すような動作を加える事でサンバのウォークのステップを行う際のお互いに開く動作(これをプロムナードポジション)が生まれステップがやり易くなります。※ちなみに女子は左足をステップした時、左股関節を男子に向けて押す動作を加えます。
そしてそのままサンバウォークをステップするのですが、ずっとサンバウォークを続けるわけにはいきませんので、今回はとりあえず、元のホイスクに戻るためのコツをお話しします。
「かなり難しいんですが…」
という不安を感じるかもしれませんが、答えはいたってシンプルです。
先ほど、ホイスクからサンバウォークに切り返すときは、男子は右股関節を相手の女子の右股関節に向けて押す動作を加えてサンバウォークに繋げるといいました、押す動作を加えてサンバウォークに移ったのなら、今度は引く動作を加えて、ホイスクに戻ればいいんです。
1と2, 2と2 3と2 4と2の4回目のサンバウォークをした時の4と2の後の“と”の時に
つまり、4と2”と”(4(よん)と2(に)”と”)の時に男子は右股関節を、、女子は左股関節を引く動作を加えることで、ホイスクの互いに向き合った状態(これをクローズドポジションと言います。)に戻れます。
「押してもダメなら引いてみな」という言葉がありますが、まさに文字通りで、サンバウォークからホイスクに移る時は引く動作を加えます。
このテクニックの元になる考え方も今までお話ししてきている、お互いの共通の軸=common(共通の)Center(軸)という考え方の応用から来ています。
つまりどんな時にも踊りはじめたらずっと、コモンセンターの意識を持ちながら踊る事が上達の秘訣であり、近道というわけですね。
それだけ二人の軸とそれを支える、ホールド(枠、フレーム)が社交ダンスでは切っても切れないとても重要な部部であり、土台部分であります。
これが適当だと、どんなに他の部分が上達しても、ぎこちない踊りしかできません。
なので「二人の共通の軸(コモンセンター)」と「二人の枠=ホールド」は常に意識するようにしてほしい所ですね。
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